乳がんステージ1の雑記

ある日突然乳がん発覚。45歳の雑記

初体験、そんなとこに注射?!

はい、術前検査の続き。
本日はCTと診察。
午後1時からの検査で昼御飯抜き、水分は二時間前までとの指示だったが、よく説明を見ると検査の四時間前までしか食べられない!ということは、
ほんま朝御飯食べたらそれで終わりやないの!
と正確な腹時計を持つ私はそれだけで不安。

そして今回何にびびってるか。
CTは特別怖い訳じゃない。
ただ、手術のときにセンチネルリンパ生検するやん?リンパ腺の道すじに検討をつけるために
色素を注入してCTとるねんて。
腕から造影剤入れるのは知ってたけど、
その色素は?
はい、乳首からです!!!
もちろん局所麻酔しますよ!ですけど、
その麻酔が痛いよね!!!

さて、空きっ腹を抱えてとぼとぼ行く。
どうやら急患が担ぎ込まれたらしく
バタバタで40分ほど待たされる。
控え室でパンイチになり、
不織布のゴワゴワ検査着をまとい、いざ出陣。

血管造影剤って噂に聞いてたけど
ほんまにカーッと熱くなるのね。
汗が出るわけではないけど
一気にのぼせるような不快感が沸き上がる。
でも知らん間に消えてる。
カーッとなりながらドーナツの輪を通って終わり。

いよいよ色素を注入。
まな板の上の鯉。
はい、ちょっと痛いですよーと局所にブスッ。
痛いよ、ちょっとじゃないわい!と思ってたら
意図せず涙がポロリとこぼれた。

痛かったからじゃなくて
急に手術の実感が沸いてきたんだよね。
怖いって感情がふつふつと。
告知からここまでバタバタしてて
でも体は元気で普通に日常生活できてる。
物々しい装置の部屋で普段ならありえないところに
ブスリと刺されたとたんに
病気を実感した。

技師さん?ドクター?が注射しながら
ごめんなごめんな痛いかなって謝りはる。
看護師さんはいいのよ、泣きたい時に泣きなさいって言葉かけてくれはる。

45にもなって怖がりで情けなくて情けなくて。
ほんとにごめんなさい。


このあとドクターの診察やったのに
急患のオペが入ったのでまた今度!と言われ、
暴風雨のなかをとぼとぼ帰る。

今回のお会計12000円なり。
おっぱい刺されたところが痛い。